> NEWS > 事業再構築補助金_...
NEWS新着情報
この記事は川原拓馬が執筆しています。
事業再構築補助金の採択結果が発表されました。(少し更新が遅くなってしまいました)
会社全体では17件が採択されました。
そのうち13件が私が主に担当したものなのですが、14件中13件採択(92%)の採択率(ちょっと自慢)。
会社全体でみても7割超の採択率。前回が20件中9件採択だったので、大幅にアップすることができました。
この理由としては、まず、全体の採択率が大きくアップしたことが挙げられます。
また、正直言って補助金の採択率はみずものであり、運不運(審査員との相性)も多分にあります。
さらには、当然ながら案件そのものの本質的な内容で評価されるべきであり、我々支援者のできることはせいぜい3割程度かなぁというのが私の持論です。
そういう意味で言うと「たまたま」の要素も大きかったかなと思いますし、次回以降、また大きく採択率を下げてしまうことも大いにあるかと思い、あまり一喜一憂はしないようにしています。
情熱をもって、
一方で粛々と、
お客様の頭の中にあるものを引き出し、
そして審査基準を踏まえながらブラッシュアップする問いかけを繰り返していく、
それを第三者にわかりやすいようにまとめていく。
やることに変わりはありません。
ただし、今回採択された13件のうち、6件は一次で不採択になったものの再チャレンジ組です。
案件は同じなのに不採択だった案件がすべて採択となった。
ここには大きなヒントがありました。
不採択になった案件は、審査員のコメントを教えてもらうことができます。
もちろん落ちた案件はすべて聞いてもらっています。
不採択案件のコメントは宝の山だからです。
当然ながら、いくら審査基準を踏まえて記載していても書く人によって癖があります。
不採択コメントを聞く中で、共通する指摘があったため、自分の「癖」がよくわかりました。
例えば競合企業についてはもちろん記載していたものの、
審査項目に記載のある「競合企業の動向を通じた市場ニーズの理解ができているか」
という観点では記載が弱かった。
自分の中で、「競合企業の動向を通じて市場ニーズを理解する」という発想がなかったので、無意識に軽視してしまっていました。
この点は大いに反省です。
申請書においては、とにかく審査項目を完全に理解して、それを踏まえるべきところを怠った。
一方で、審査員にも個人差はあるとは言え、再構築補助金の審査における審査員の全体的な傾向みたいなものもなんとなく見えてきました。
例えば、思い切った再構築であるということにすごく引っ張られていましたが、結局は私の想定していたよりは、従来と同じビジネスの観点から見ている傾向が多いように思っています。
(これは私の想定に対しての印象ですので、皆さんには有益な情報ではないかもしれません)
第二回ではそこを重点的に直して申請して良い結果がでました。
それを他のメンバーにも横展開し、社内の事業計画書作成のための参考マニュアルも修正する。
やはり何事においても、小さな改善の積み重ねなのかなと再認識致しました。